高齢化の進展とともに認知症高齢者の方が増えています。認知症は様々な原因で脳の細胞が死んでしまったり、脳の働きが悪くなってしまったりしたことで種々の障害が起こり、生活上の支障が出ている状態のことです。
 小林市では、認知症になっても住み慣れた地域で暮らしていけるよういろいろな取組を行っています。
 また、認知症を予防するためには食生活や運動に気を配ることが大切です。
 地域包括支援センターでは、認知症予防に関する出前講座の実施や、ボランティアの方が運営する通いの場での運動などを勧めており、認知症予防を始めとした介護予防を推進しています。

「認知症サポーター」養成講座
  認知症サポーターとは、何か特別なことをする人ではありません。
  認知症について正しく理解し、認知症の人やその家族を見守る応援者です。
  地域包括支援センターでは、学校や職場、様々な団体などを対象に認知症サポーター養成講座を行っています。
  令和5年12月末現在の認知症サポーター数(受講者数)は14,145人に上っており、令和6年度は15,000人を目指しています。
  また、令和6年2月には、細野地区で認知症サポーターの方々がチームを組み、認知症の人やその家族を早期から支援する「チームオレンジほその」が立ち上がりました。
  今後も、各地域で「チーム」による支援を推進します。

宮崎県立小林秀峰高校の生徒さん(R5.7.6)

家族介護者の集い(認知症家族の会
  ご家族の介護をされている方々が介護の手を休めリフレッシュしながら、介護に対する「思い」を共有し、心の重荷を軽くしていただくことを趣旨とした集いです。
  また、定期的に専門職による介助のアドバイスや、認知症専門医による講座・相談会などを実施しています。
  毎月、第2土曜日の午後1時半から実施しています。
  ※開催日時が変更になることがありますので、市の「お知らせ」をご覧になるか、地域包括支援センターにお問い合わせください。

見守りSOSネットワーク(愛優見ねっと
  愛優見(あゆみ)ねっとは、ひとり歩きの心配がある高齢者の方を事前に登録申請していただくことで、地域での見守りによる行方不明の発生予防や安全確保、ご家族への支援を行います。
  また、万一行方不明となった場合の早期対応に役立てることができます。
  □ 愛優見ねっと事前登録届(様式) ※新しいタブが開きます